子供⇔大人


子どもってなんだろう

大人ってなんだろう

誰もがそう考えたことがあるはず

 

そして誰もが

まだ子どもなんだから

もう大人なんだから

この二つの言葉に悩んだだろう

 

この二つの境界線は

とてもあいまい

本人には永遠にわからないもの

 

でも逆に

ふと気づかされることがある

自分で自分のことを褒めたくなる時

自分のことを大人だと感じ

何かとんでもない失態をやらかした時

自分はまだ子どもだと悔やむ

 

僕まだ子どもだもん

ありきたりの言い訳

俺もう大人だもん

せいいっぱいの見栄

 

でもこの二つを

どの場面でも使い分けできるのは

思春期の間だけ

中学生、高校生の間だけ

 

でも

思春期の間に

大人になれなかった人は

どうなるんだろう

体は充分すぎるほどに成長したのに

心を成長させることができずに

未熟なまま社会に出ていく

 

そんな人が

今この社会に満ち溢れている

一体何があったのか

なぜ心が成長しないのか

 

この社会のどこかに

欠陥があるのだろう

心を育てる場をなくした社会

そう この日本に

 

今の僕は

子どもだろうか

大人だろうか

毎年繰り返すこの自問

 

今の僕は

自分に対して

こう答える

 

体は充分大人だよ

だけど今の君には

何かを背負って物事をなすという

責任感を持つという

それができない

 

いつも大事なトコで逃げるよね

そこが未熟なまま成長してるよね

これじゃ永遠に大人になんてなれやしない

 

みんな君のことを

落ち着いてるね

自分の意見を持ってるねって

そんなことを言って褒めるけど

ホントの君を見てる人は少ない

 

だから僕はまだ葛藤しているんだろう

自分が子どもであることをこうやって理解しながら

周りの期待に答えて大人にならなきゃいけない

 

えらいよね

すごいよね

もううんざりだ

その褒め言葉のどれも

僕を満たすものではないんだから

 

僕が本当に望む言葉

それをいつか誰かに言ってほしい

 

無理しなくても…いいんだよ…

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